第5回プランナー塾講義レポート
11月18日(土)、「観光まちづくりプランナー塾2006」第五回目(最終回)の講座を開催しました。
最終回の今回はいつもの教室を出て、東大和市・国立市・立川市の三市を巡る「昭和のかをりツアー」の演習を行いました。
このツアーを企画した鈴木さん、小野寺さん、川村さん、田村さんの四名はプランナー及び案内人役となり、その他の受講生の皆さんには旅行者という役が与えられ、ツアーが実施されました。
朝からぽかぽか陽気の快晴。予定の午前10時きっかりに玉川上水駅からスタートし、まず徒歩で向かった先は東大和市の「東大和南公園」。ここでは「日立航空機立川工場変電所跡」を鈴木さんの案内で見学しました。
「この建物は…」と、鈴木さんが説明を始めようとした時、
「説明は旅行者が全員そろってから始めましょう。それに案内役は太陽の方を向いて話しましょう。」
と、さっそく講師陣からアドバイスが。緊張の一瞬です。
演習は、案内役にとってはまたとない訓練のチャンス。ツアーを実施するにあたっての具体的なアドバイスを受けることができるのです。気を取り直した案内人から説明を受けていると、
「皆さん、おはようございます!」
と見知らぬ男性が私たちに声をかけてきました。その方は地元住民の若林さんという方で建物の説明や戦時中の話をして頂くために鈴木さんが呼んでいたのです。
こういった突然のゲストの登場という嬉しいハプニングは旅行者を楽しませるための重要な要素のひとつなのですが、初めてのツアーでこのような演出を実施するとは…恐るべし!鈴木さん!
たまかんツアー 東大和編
その後は再び玉川上水駅へ戻り、多摩モノレールで高松へ移動。小野寺さんの案内で昭和記念公園へ向かい、昭和天皇記念館の見学をすることに。
「一、二、三…皆さんお揃いですね。では、参りますよ~!」
と点呼をして元気な声で旅行者を誘導していた小野寺さん。
これまでのアドバイスをさっそく案内に活かしています。記念館に入館する前には、このツアーのタイトルにもなっている「昭和のかをり」という立川名物のスイーツでおやつタイムとなりました。
高台から立川市内を見渡しながら美味しいスイーツに舌鼓を打ちました。観光まちづくりを行っていく上でこういった地元ならではの名産を持っているということは魅力の一つになるでしょう。
たまかんツアー 立川編
昭和記念公園を後にしたツアー一行は立川駅へ移動。ここからは川村さんの案内で、JR南武線で西国立に移動し、煉瓦造りのおしゃれな「無門庭園」というレストランで昼食となりました。
たくさん歩いてお腹が空いていたようで、皆さんあっという間に召し上がっていました。
たまかんツアー 無門庵編
腹ごしらえをした後は再び電車に揺られて谷保駅へ移動し、四人目の案内人、田村さんのガイドで国立の大学通り沿いの散策をしました。
大学通りには雰囲気のいいお店がいくつも建ち並んでいるせいか、旅行者役の受講生の皆さんも興味津々といった様子で何度も立ち止まっていました。
「皆さん、向こうから自転車が来ますよ、気をつけてくださいね。」
と旅行者の安全を確認しながら案内をされていました。
国立と言えば「国立スイーツ」と、いうことで「白十字洋菓子店」にて本日二回目のおやつタイムもありました。
一日中歩き疲れた身体に甘いものは染みますね。皆さんペロリと平らげていました。こうしてツアーの演習は16:30に終了しました。
たまかんツアー 国立編
その後は場所を移動し観光まちづくりプランナー塾の最終講義を行いました。
講義の内容は演習をしてみての各人振り返りを中心に「良かった点」そして「改善すべき点」と思ったことを皆さんで意見交換しました。
旅行者役をした受講生の皆さんからは、
「天気にも恵まれたし、ゆっくりと景色を楽しめながら歩けて楽しかった!」
「切符の手配などがきちんとされていてスムーズに行動できた!」
「ツアーの企画が“昭和”というテーマで上手くまとまっていた。」
「旅行者に説明をするときは立ち止まって話して欲しかった。」
「もう少し、ゆっくり見て回りたかった。一日じゃ短いよ!」
「旅行者が自由に散策できる時間を作ったほうがいんじゃない?」
などの意見が出ました。演習を忘れ遊んでしまったと反省する受講生も。
一方、案内役をした受講生の皆さんからは、
「時間がなかったわりにツアーの企画は上手く出来たと思う。」
「自分がいかに地元を知らないかが分かった。もっと勉強したくなったし、それを外に伝えていきたいと思った。」
「臨機応変に話が出来なかった。」
「旅行者がどういった宝に興味を持っているのか読み切れなった。」
などの意見が出ました。旅行者役の受講生からの厳しい意見に苦笑いの案内人役でしたが、こういったフィードバックを行うことがツアーをより魅力的なものにし、またガイドの養成のためにも不可欠なのです。
最後に海津講師と西原講師から、
「短い期間の中でよくやれたと思いますよ。地域の魅力を伝えたいと意識を持つことで新しい発見ができたようですね。今回でこのプランナー塾は終わりますが、多摩地域の観光街づくりを実現していくためにもここで出来た多摩地域のネットワークを絶やさずに、情報交換などをしていってください。」
という講評を頂き、最後に一人ずつに修了証が手渡され、足掛け3ヶ月に及ぶプランナー塾は、無事終了しました。ここで学んだことを活かし、受講生の皆さんが各地域の代表となり、多摩地域を観光で盛り上げていってくれることを期待したいと思います。
皆さん、本当にお疲れ様でした!!
たまかんツアー最終講義写真
<番外編>
そのまま解散するはずもない受講生たち。国立駅そばのレストランで大打ち上げをしました。「また会おうね!」「今度は瑞穂で!」予定になかった次のモニターツアーも企画されているようです。いよいよこれから始まる多摩の観光まちづくり、そのスタートを切りました!
番外編 写真